りっぱなおとなになれなかった

40才くらいの独り言

サラリーマンの休日

月に数日実家に帰っている。

部屋を片付けたり、かかりつけの病院に行ったり、銀行に行ったりなかなかやる事が多い。それも大切だが、せっかく転勤先から帰省しているのだし、友達に会ってグチでも聞いてもらいたいが、しみったれた話になり、会社勤めをしてない自営業な友達ばっかりなので、徐々にわたしへの説教モード(やりたくもない仕事は辞めて、もっとクリエイティブなことをしろ的な話)になるので、わたし自身の少ない元気がさらに減っていくので最近は会ったり会わなかったりする。

 

昔、父や母が休日に一日中誰にも会わずゴロゴロしてて、よく寝るなあと思っていたのだが、今ではわたしも全く同じで、休日はずっと食っちゃ寝をしてる。帰省して数日は、母はわたしのことをお客さん扱いし、好きなのもを作ってくれたり、布団をひいてくれたり(40歳の娘にサービス旺盛)するのだが、3日目を越えるとダラダラ寝てばかりの40歳独身のプロのわたしに、古くなっている家の補修や洗濯、炊事を頼んでくる。家賃も払ってないし、それぐらいやりたいのだが、本当に疲れていてなかなか身体が動かない。

 

いや、世の奥さん子どもさん!休日に寝てばかりのお父さんを無理やり起こすのはよしてください。確実にお父さんの寿命が縮みます。長生きしてほしいなら、休みの日は休ませてあげてください。

 

で、そうわたしの話。

今朝ダラダラしているわたしに母から、家の前の電柱に「犬のおしっこ禁止」の看板を書いて欲しいとお願いされた。わたしの家の前に毎朝しっかりおしっこをさせる犬の飼い主がいる。わたしが転勤になる前からなので、かなりタチが悪いので、もうそういう看板を付けたいというのだ。そういえば犬を散歩させている人が増えているような気がする。

 

分かる。分かるのだが、いくら小さな看板でも、野外に耐える看板を手作りとなると、結構な仕事量になる。道具もないので出費もかかる。アマゾンでそれらしいものを選ぶが、母はお気に召さない。印刷された既製品より、手書きパワーで本当に困っていることをアピールしたいという。

 

ごもっともだが、本当に面倒だ。母の役にもたちたいが〜やんわりやらない言葉を探していると、母が「美大卒なんやから、それぐらいやってよ」と…

突然こんなときにだけ、わたしの美大卒を活用しようとしてくる。そうわたしの美大卒の経歴はこんなときにしか活用できないのだ。

ヤバい一応、美大のデザイン科卒だが、母の期待に応えてあげられるものを作るが自信ない。母には悪いが、せっかくの実家を満喫していたのになんか辛くなってきた。

 

仕方なく、食べ終わった後の豆腐のパックに、15年ぶりくらいに取り出したアクリル絵具を絞り出す。納戸にあった何だったのか分からない板に向かう。

母がじいっと見てる横でプレッシャーを感じながら制作。

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でけたー。同級生やわたしを指導してくれた先生達。これから美大を志す人には見せたくない。。

母が言う、手書きパワーで我が家が犬のおしっこで大変困っている感じをアピールしているとは全く思えないが、母は上手とほめてくれた。さすが実の親だけあって、40歳独身のプロのどうしよもないわたしにでも評価は甘い。

 

これを「娘が作ってくれたの」とご近所に自慢しないことだけを祈りながら、星野源のテレビを見て休日は終わる。