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りっぱなおとなになれなかった

40才くらいの独り言

家族が崩壊してる映画をみた感想

このお盆休みは映画を3本みた。

たまたま家族崩壊モノが重なってしまった。

※ネタバレするので、これからみる人はこれから読まないでください。

 

①シングストリート

gaga.ne.jp

転校した先の学校で、主人公の高校生のオトコのコが音楽とオンナのコにのめり込んでいく話(テキトーすぎる説明ですみません)。友達といっしょに曲を作っていくワクワク感や、バンドが盛り上がっていく感じがイキイキとえがかれていて素敵だった。あと、服装や発言や考え方がコロコロ変わる思春期によくある流行りをすぐに取り入れたがる感じ…あー見ていて恥ずかしい、なんか変な工夫をして~雑誌に影響受けまくって(わたしが高校生くらいの時の情報源は雑誌のみだった&今みたいにGUみたいな安い服は売ってなく服は高くて高級だった)妙な格好してた自分とかぶったりする、思春期あるあるが面白い映画だった。でもわたしとしては、友達と作ったバンドが盛り上がっていく過程が楽しい映画だったので、最後の彼女と旅立つという結末はなんとなく納得出来なかった。もっと音楽とバンドを愛したエピソードも入れて欲しかったと思ったのでした。

で、主人公の家庭は崩壊している。彼が転校させられたのは、そもそも両親のせいだし、両親は不仲でいつもケンカばかり。主人公の兄は、そのケンカの声が聞きたくなくて自分の部屋にひきこもりレコードの音でその声をかき消す。不倫して他の男と住むという母親なのに、キリシタンだから離婚はしない…複雑な中、成長していくのと、その当時(よくわからないけどデュランデュランが流行っていた頃あたり)の音楽と混ざり合って進むストーリーがなかなかいい感じの映画でした。

 

 

②スタンドバイミー

www.tapthepop.net

WOWOWでやってたのを家でみた。

別れた元彼と初めて一緒にみた映画。最近リバイバル上映してたのだ…一緒にみた時は緊張しててあんまり内容が頭に入ってこなかった。このとき彼と感想を話した際、ロクな感想が出なかったわたし。呆れてた…やはり映画はひとりでみるもんだと思ったが、それは関係無くって、今は何回も同じのをみる方がいいなと思っている。

 

日常がイマイチな4人組の少年たちが行方不明になっている少年の死体を探しに行く話。いまさらながら最近みたのだ。もっと若いときにみておくべきで、何回もみておくべきだった。

若い時しか考えつかない感想を持ったはずだから…

少年たちが死体を探しに行く過程で成長していき、共に冒険することで友情が芽生える。たくましくなっていく。橋の線路の上を全速力で走るシーン、父を馬鹿にされた友人をなぐさめるシーン、ヒルが身体中にひっついて大騒ぎするシーン、見つけた死体の前で年上の不良にからまれるシーン、鹿に出会うシーン、すぐに目に思い浮かぶ名シーンばかりで忘れそうになるのだが、この映画は主人公の回想映画だ。あんまり裕福ではなさそうな少年たちは、この冒険のあと離れ離れというか別々の人生を生きるのが感慨深い。今回わたしが一番感極まって泣いてしまったのはいちばん分かり合ってなぐさめて励ましあったガキ大将のクリスは悲しい最期だったことはもちろんだけど、主人公のゴーディーが、兄が死なずに自分が死んでいたら両親はさぞよかったのにと号泣するシーン。

優しくてみんなから慕われていた兄の死で、両親もゴーディーも壊れてしまうことが映画のポイントになっている。

まだ少年のゴーディーが、家族がうまくいっていないのは自分のせいだと思いこんでいる気持ちをずっと持っているのは本当に辛い。みんな愛し合って生きたいはずなのにと、そんな当たり前のことが難しいのか…と考えさせられた。

 

 

③きみはいい子

iiko-movie.com

これもWOWOWでやっていたので家でみた。

学級崩壊の話、障がい児の話、虐待をされていた親が自分の子にも虐待をしてしまっている話のそれぞれで成り立っている。

高良健吾尾野真千子富田靖子池脇千鶴の演技がすごくよくて引き込まれた。虐待するシーンは目を背けたくなるが、それだけで途中で観るのを止めるのはもったいない。描かれている学級崩壊や、障がい児の話、虐待は特別にどっか遠くで起こっている話ではなく、実際によくある辛い現実だ。

いつ自分が、親の介護で手をあげてしまうか分からないし、子どもにつらくあたってしまうかもしれない、いじめをしたり…いじめられたり、自分がけがをして障害者になるかもしれない(実際に普通に青信号で横断歩道を歩いていたら、前方不注意の左折車に接触されて、半身打撲でとんでもない目にあった経験ありなわたし)何が起こるかなんて分からないのだ。

 

ちょっといい加減な雰囲気の先生役の高良健吾が、甥っ子に抱きしめられるシーンで、はっとさせられた。ぽんぽんと背中を触ったり、顔を胸にぎゅっとするので落ち着き、愛されていると実感する。彼はいままで何だかテキトーに教師をしてたが、担任をしているクラスで「身近な人に抱きしめられるように」と意味深な宿題を出す。そして翌日宿題を出された生徒ひとりひとりにていねいに感想を聞いてまわる。そのシーンがすごくよかった。子どもの演技も作った感じかなくて好感をもった。

 

 

映画を3本立て続けにみて思ったのは、わたしはあんまり母に抱きしめられたりしたことがないなあということ。なので、身近な人に抱きしめられるなんて宿題は絶対に出来なかっただろう。

まあいまも無理だけど。母にはベタベタしないでと小さい頃よく言われてて、いつも仕事が忙しくて、わたしは母に甘えた記憶がない。もっと可愛がって欲しかったと今更言っても無駄なのだが、やはりそうだったのだろうとこの映画たちをみて猛烈に思った。あと、スタンドバイミーの意味じゃないけどそばにいて欲しかったのだ。

そして両親は離婚せずに仲良くしていて欲しかったんだと、もう40歳なのに思ってしまった。

仲がいい両親の元で育ててもらいたかったんだなあとしみじみ思った。

 

 

と、数日前にこの3本をみたので結構スラスラとこの文章を打った。

わたしは、かしこくないのですぐに忘れてしまう。どんな映画だったかを。主人公の名前なんかもちろん、感動したシーンでさえ記憶がおぼろげになる。もっと若い、感受性たっぷりの時にいろんな映画や本や音楽や人に触れていたら、もしかしたらもっと感動したシーンを覚えていたかもしれないはずだ。。なんて今さらだな。

 

まー今日は記憶が定かなうちにこれを書けてよかった。

ここに書いておけば自分で見直すことができて、思いだせるもの。

 

 

何年女をやっているのだろう…

腹痛は原因不明だった。

エコーで診てもらったが悪いところが見つからない。

見つかったのは腹水。

たいした量ではないが、人より少々多いらしい。

それで身体が冷えたりしやすかったのか…

それでむくんで足が太かったのか…関係ないか…

 

どうしても気になるので婦人科で診てもらいたいと言ったら

紹介状を書いてくれた。いつも小さいマタニティークリニック的なところで軽い検診を受けたことがあるくらいだったので、しっかりした婦人科で診てもらいたかったから。

 

数日後、会社を休んで婦人科のあるでっかい病院に行き診てもらったが

どこも悪いところはないとのこと。

自分でも、悪いところはないと、なんとなく言われるだろうなと思っていたらやっぱりだった。

 

最近…頭痛がしたり、腹痛があったり、、とにかくどっか不具合が出てくる、、、

原因はストレスだろう。

会社が見事に倒産したから。。

40才のわたしは、この先行くとこなんか無い。。

父と離婚した母を扶養家族にしている。。

一生独身だな。。

と毎日考えているわけではないが、蓄積されているのだろう。

 

このまえ記憶を無くすくらい飲んで、げろまみれになってみた。

いろいろ周りに聞いてもらって発散したつもりだったけど

一人で電車で帰れないぐらいふらふらになってタクシーつかまえてなんとか帰宅しただけだった。なんかタクシーのおじさんがいい人すぎて泣けた。でもタクシー代1万円かかったな。まけてくれたけど。。(遠い目)

 

話はそれるが、兄の会社で忘年会をしたとき、げろげろに酔った先輩社員40代後半が、終電車に乗ろうと思ってホームに近づき、運悪く電車に轢かれて亡くなったらしい。

まだ、お子さんが小さく。残された奥さんは気が狂ったみたいになり、お通夜ではみてられなかったと兄は言っていた。

あと、前につき合っていた彼が、携帯で話しながらホームを歩いていたら、その先にホームが無く線路に落っこちたことがあると言っていた。その時、もちろん酔っ払っていたらしい。たまたま電車がきていないタイミングだったが、いつ死んでもおかしくなかったと言っていた。

てなわけで、最近、駅のホームの椅子の向きが変なのはそういうわけだ。

www.nikkan-gendai.com

 

そこまで飲むことは無いと思っていたが、飲まないとやってられなくなり、とことん飲んでしまった。コントみたいにふらふらになり、駅まで店の人に送ってもらった。わたしも、もし無理やり電車で帰ろうとしていたら軽く死んでたかも。いやー他人事ではない。っていうかそこまで飲む女ってそういないだろう。

 

そうそう、婦人科で診てもらった時に、そろそろ生理がきますねと言われた。

検査で子宮の状態を診て先生は言っている。

えーっと、まだ来ないはずなんですが、そうなんですか?と聞くと、生理前だから、イライラしたりお腹が張ったりというからだの変化やら、生理がくる気配を感じるでしょうと言われたがピンとこない。先生はちょっとわたしに飽きれてた。

生理がちょっと不順気味なのもあるが、本当にいつもきてから気付くのだ。

トイレで血まみれの股を見て気付くのだ。

 

血まみれになってから気がつくなんて、一体何年女をやっているのだと思うが。

いままでこうやって生きてきたのだから、これからもこのままだ。

なにをどうやったらこんな人生になったのかなーと思いながら

このままを過ごすのだろうなー。

 

 

14年前くらいに書店員だったわたし〜その3

とにかく売りまくりました。内容は分からないけど、とにかく売りました。わたしは文庫と新書担当していて、一日の売上冊数が前任者と比べて減るということは、お客に満足してもらえないということ。

本を買う人は減ることはあっても増えることは絶対にない。

14年前そこまでネットは発達してなかったけど、確実にそれは分かっていた。

 

買う人は(読む人では無い)決まっている。何としてでも、1冊買うのを2冊になるようにしなくてはならないのだ。ついで買いってやつ。まあ、こっちとしては面白い本を出版社が出したらええやんかという気も多々あったのだが。

 

というわけで、よく売った本の話

①やくざ関連本

www.amazon.co.jp

山口組四代目 荒らぶる獅子 (講談社+α文庫)

講談社α文庫の山口組のことを書いたこのシリーズはずーっと売れてた。まあ神戸は山口組の本家だからっていうのもあったのでしょう。もうこうなってくるとご当地本。

 

②ハードボイルド小説

そりゃもう男性はみんな大好き、北方謙三大沢在昌。このお二人は画像を検索しても分かる。

とにかくかっこいいのだ。もうこの名前だけで皆買っていたという印象。

 

③官能小説

わたしは、自分が書店で働くまでこの手の本の存在を知らなかった。文庫と新書の担当になり、なんかよく売れるなあ~と官能小説と知らずに、その関連本をせっせと並べていたら、平積みにしている本が官能小説だらけになり、店長(50才くらい男性)にある日突然呼び出され、そこまでして売上を取る必要はない!客の質が落ちて本屋の質も落ちる!と激怒された思い出がある。そうだったのか…とかなり売ってから気がついたのでした。

その当時売れていたのは

神埼京介の女薫の旅シリーズ

https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E8%96%AB%E3%81%AE%E6%97%85-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%A5%9E%E5%B4%8E%E4%BA%AC%E4%BB%8B-ebook/dp/B00AJCLT2W/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1470471960&sr=1-3&keywords=%E7%A5%9E%E5%B4%8E%E4%BA%AC%E4%BB%8B

このシリーズは飛ぶように売れた。あまりにもよく売れたので、わたしも自分で買って読んでみたけど、さっぱり良さが分からなかった。こんな都合のいい女がいるわけないだろーと思うのですが、男性はそこがいいのでしょう。

 

あとは

https://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E7%8D%A3%E3%81%9F%E3%81%A1-%E5%BE%B3%E9%96%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%BA%83%E5%B1%B1-%E7%BE%A9%E6%85%B6/dp/4198910014/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1470472289&sr=1-4&keywords=%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E7%8D%A3

禁断の獣たち 広山義慶

これはミステリーというかサスペンス要素もあったのかなあ。これは本当になぜかよく売れて売れて、翌年の徳間文庫の新刊の配本数が増えたくらい。今、アマゾンで中古で1円。読んでみようかな。

 

 

あとはもちろん団鬼六先生。言わずと知れた縛る人です。

blog.livedoor.jp

団先生は官能小説はもちろん将棋本もすごくよく売れてた。いろんな縛り方があることを学習した。

 

 

いや〜フランス書院とかまだあるのか…すごい。表紙が素敵。こんなんレジに持ってくるのすごい勇気いると思う。レジで受け取る方も緊張したな。

www.france.jp

 

 

わたしがここで紹介したような本を買う人は、本屋によく来て本が好きで、いつもなにか無いか探していたような人たちばっかり。その発掘精神というか探究心みたいなのがメラメラしたお客を飽きさせないようにすることをいつも考えていた。本屋で働いていた時につけた数年間の知識が蓄積されると、関西弁で言う“けったいな”キャラなわたしになっていた。

同じ歳の女性とは明らかに違うキャラとノリ。

同じ歳の女性といるより、そこらへんのおっちゃんといる方が楽。

わたしって可愛いでしょう、イケてるでしょうというオーラを出す人や、その人たちが群れたりしてるのが苦手で、いつもひとりで孤高なおじさんの方がよっぽど親しみを感じてた。今もちょっとそういう気持ち。

と、そんなことを言っているわたしのことをおじさんは好きではないだろうが。

なんか間違ってたなあと思うけど、今さらどうしようもない。

でもレジだけを打つだけでいいと思っていた本屋で、いろいろ学べてとてもラッキーだった。本当に大したことは学んでないが、それはとても良い経験ができたと思う。

まあどんな所で働いても、いろんなことを学ぶのだから、とくに本屋がすばらしいってわけではないのですが。まあわたしはそういう感じでした。

 

 

 

バレた

友達がこれを見ているようだ

まあ別にいいのだけど

ちょっと生々しい内容が多々なので

恥ずかしい

 

てなわけで

そろそろ本当に40歳になっちゃうし

ブログのタイトルを変えてみた

タイトルを変えただけで

内容はそのままだけどね〜

 

なんとなく暇だからはじめてみたブログは

なかなか楽しい

それは一番の読者がわたし自身だから

 

しょーもないことしか書いて無いが

考えたことを整理して書くという行為がよい

整理せずに書きはじめると

アホみたいに時間がかかるのもよい

ちょっと丁寧に読み返したりするし

本屋で働いていたときみたいに

また本を読むようになったりもしたし

 

何でもすぐに飽きるが

これはなるべく長く続けたいと思うのだ

バレてしまったが

そんな感じ

 

 

 

 

 

岡崎京子展~伊丹市立美術館に行ってきた

※ネタばれします。今から観に行く人は絶対読まないでください。

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はりきって往復はがきで応募し、トークショーの観覧までしてきた。

というくらい楽しみにしていたのだ。

 

原画をみたのは初めてで興奮した。

ある程度年代ごとに、展示された原稿を見て、おおー絵がうますぎると悶絶。で、描くのが相当早そうだと思った。初期からリバースエッジくらいの原稿は、筆圧が強いのか、消すのがめんどうなのか下書きの鉛筆の線が残ってたりもする。印刷ではみえなくなるであろう青ペンでトーンの番号を指定したりしてるのがくっきり残っていて(たまに実際の本になったときでもトーン番号が残っている場合がある)悩まずにスコーンと描いて、やっぱりこっちの方がいいかも?って感覚でホワイトで枠線を消したり、トーンを剥いだりしているようにみえる豪快な雰囲気の原稿たちだった。

 

ネームはすごく悩むのだろうなと、いつもあとがきを読んで思っていた。とくに読み切りはネームがぎゅうぎゅうになって…と岡崎さん本人が語っていたから。

 

マンガ夜話 (Vol.2) (キネ旬ムック)

マンガ夜話 (Vol.2) (キネ旬ムック)

 

 締め切りは守っていたけど、描きたいことがぎゅうぎゅうで、なんとかギリギリまでいろいろ試行錯誤し、締めきりと作品のクオリティの狭間で大変だっただろうなという話は、岡崎さんが事故に合われたその当時くらいにBSでやってたマンガ夜話香山リカさんが語っていたのを聞いていたのでピンとくる。

Pinkが雑誌に連載されていたをリアルタイムで読まれてた香山さんは、のちに単行本になったPinkを読んでびっくりしたと…主人公のユミちゃんが恋人のハルオくんと海外に旅立ってハッピーエンドだった最終回のはずなのに、単行本ではその後ハルオくんはユミちゃんがホテトル嬢をやってたことを記者に問い詰められて追いかけられて、交通事故に合い空港には現れないのであろう…という悲し過ぎる一編を描き足していると言っていたから。連載中に間に合わなかったのか、単行本化するにあたり思いついたのか…謎だった。

が、最近出た岡崎さん関連本によしもとばななさんと対談しているのに書いてあった…

編集の人にオトコを殺したら?とアドバイスもらったから、その通り死んでしまう一編を描き足したのだと…

 

単行本になった時に初めて完成!ってわけでは決してないと思うけど、そういう豪快な修正というか描き足しをする岡崎さんはやはりタダモノではない。

こんなインタビューもあった

「トーンを貼っている時間がないから、原稿は白い」

 

トークショーでも言ってたけど、ヘルタースケルターあたりから、突然絵が変わる。変わるというか上手くなってるというか丁寧に描いている。

生原稿を年代順に並べて、見比べているから本当によく分かった。

この絵が丁寧になったという話にオチはないのですが…

人は変わるのだ。変わらない人もいるかもしれないが、岡崎さんは時代と共に生きているのだろう、その時々をしっかりとらえて作品に落し込んでいる。そんな時代をとらえている感覚と合致して絵の扱いが変わるのは当然な気がする。

ずーっと同じテイストばっかの漫画家を否定するわけでは無い。

岡崎さんはそういう人なのだ。岡崎さんの80年代から90年代はじめの雰囲気が好きだった人はごめんなさい。残念ですが、岡崎さんは単行本でストーリーを間逆にひっくり返すオチを描き足すような人だ、こんなことを許す編集者と読者によって岡崎さんは形成されたのだ。

 

そんな変わっていく岡崎さんが再確認できて、とっても有意義で刺激的な展示でした。

 

いやしかし、トークショーに出られていた双葉社の島野編集局長が、当時短大を卒業したばっかりくらいの岡崎さんがセカンドバージンという連載を落としそうになったときに、苦肉の策で提出した読み切りの話が最高に面白かった。

それは「漫画の締めきりがパンツのゴムのように伸びる」という内容の漫画で、あっけらかんとそういうものを出し、なんだったらちょっとエバってるみたいな岡崎さんに怒って、連載の続きを描かせたと島野さんは言っていた。島野さんやよしともさんは岡崎さんのことを京子ちゃんって呼んでてうらやましかった←これはどうでもいいな…そういえば、いしかわじゅん氏も京子ちゃんって呼んでたな←さらにどうでもいいな…

 

えー、これから多分わたしたちは岡崎さんの新作に触れることはできない。これは事実だ。

これまえでに発表された作品たちは、わたしみたいなおばさんが、あー懐かしいと思い出に浸ったり、この年になって岡崎さんの描いてることってもしかして、こういうことだったのかも…と再確認するだけのものではないのだ。もっともっと若い人や、食わず嫌いで映画や絵の雰囲気だけで読んでいない人がもっと読んでいくべき作家の作品たちなのだ。

トークショーでも言ってたけど、どうやって岡崎京子の作品を読み続けてもらうかが大切なのだ。

別に、わたしがこんなところに何か書いて読者が増えるわけでも何でもないが一応書いてみた。

 

1994年から1995年コーネリアスにオザケンに奥田民生のライブに行った

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フリッパーズ解散後の小山田圭吾がはじめたソロユニット、コーネリアス。同時期にソロ活動をはじめた小沢健二とやっぱり比べてしまう。「あらかじめ分かっているさ 意味なんてどこにも無いさ」とコーネリアスが歌えば、オザケンが「意味なんてもう何もないなんて僕が飛ばし過ぎたジョークさ」と歌い、当時のファンは???となったのはわたしの周りだけだったのか。わたしはとにかくコーネリアスオザケンのソロアルバムの素晴らしさに、二人は本物だったんだー!と興奮したのでした。
あーそうそうコーネリアスのライブ。フライングVをさげてこてこてのバンドスタイルで超かっこよかったのです。Tシャツを作りたくてそこからバンドを作って…おしゃれ番長で…オーケストラを従えてやった曲もよかった。しかし、物販でコーネリアスのCがでっかくプリントされてるTシャツを買っていく男子たちを見て、その後街に増殖していくエイプだらけを予感してしまった。

 

 

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オザケンのビレッジは二枚目のアルバムの曲たちを中心としたライブで、かなり印象的だった。とにかくオザケンが明るく開放的で教祖みたいなのだ。彼に「みんなも踊ってー」と叫ばれたら、われわれ客も気が狂ったように踊る。「もう一回」と言われたら、疲れてクタクタになっているのに観客みんなで同じフリをもう一回やる。もうこっちはなすがままの信者だ。「声が小さーい」と言われたら大声を張り上げてレスポンスする。2時間30分超えの開演時間は当たり前。
ライブのはじまりに「ヴィレッジのテーマ」という曲を(リリースされていない)歌うのだが、こっちはその時初めて聞いた曲なのに、何度も何度もオザケンが歌って、我々客にも覚えさせて一緒に歌わせようとするので、完璧に覚えてしまった。まあ短い曲だったのもあるけど。懐かしいなー。みんな汗だくで踊って歌ってライブを体感して謎の心地よい疲れで帰っていったなー。

 

 

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大阪城ホールオザケン。このチケットがなかなか入手困難でして、やっと取れたのが立ち見席。城ホールの立ち見って、なにも見えないことを意味する…当時大学生(ヒマ)だったわたしと浪人中の友達(ヒマ)は、朝から城ホールに行き、立ち見でもなるべくいいところで見ようと立ち見の列に朝から並んだ。そしたら機材席の解放とかなんとかで、立ち見で並んでいる我々に優先的にアリーナで見てもいいよ権が与えられた。差額分を払って、っていうのが条件だったけど。おーそういうこともあるのねと初めて知ったのでした。とにかくこの頃のオザケンはテレビにもバンバン出演し、カローラⅡのCM、武道館、紅白出場したり華々しかった。その一番勢いのある彼をリアルタイムで見れたのは、とっても良い思い出。

 

 

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奥田民生がソロになってはじめてのライブツアー。29という最初のアルバムを1枚しか出してないのにツアーをした。でも何となくバンドでライブで音を出したいからアルバムを出したかったように見えた。しかし、斎藤有太以外は全員年上、キャリアは皆民生よりも上で、このツアーでは民生が他のメンバーにめちゃくちゃ気を使っていたように見えた。そんな民生を見たことが無かったので、わたしは厚生年金会館の2階のいちばん後ろの席から、そのぎこちない民生をみてびっくりした。そんなぎこちなくてもライブがやりたいのだなあと思った。ダウンタウンのHEYHEYHEYという番組がスタートする際に、エンディング曲を依頼されて、そろそろやるかって感じでソロをはじめた印象の民生。一人で出演する番組で演奏する時のバンドは、Dr.StrangeLoveやら川西さん率いるバニラだったり、スパゴーだったりで、ツアーは誰とするのか分からなかったが、初めてのツアーで新しいバンドになって出した音は、すごくかっこよかった。自分のことだが、阪神大震災で住む家が無くなってアパートで暮らし、両親も兄もぎりぎりのなか働いているのにわたしだけ大学に行かせてもらってるのが申し訳なくて、でも大学は思っていたような楽しいキャンパスライフではなかったから、行きたくなくてしょうがなかった…だけどこのライブをみて、エラソーなんだけど民生も頑張ってるなあと感慨深い、わたしにとって忘れられないライブになってしまった。このライブを見て、わたしも頑張ろうとは思わなかったけど、変な話~わたしなんかこんなもんでいいんだと、イケていない(今で言うリア充みたいな感じ)でよいのだと妙に開き直ったのを今思い出しながら書きました。

 

なんなんだ

半年くらいぶりに

元彼からラインがきた

元気?の一言だけ

嬉しくも寂しくもなく

?って思った。

 

あんなにひどい別れかた

わたしと付き合っている間でも

元彼女と連絡を取り合っていて

やはり復縁をすることになったらしく

勝手にそっちで盛り上がっていた

のに気づいていたけれど

何となく分かってないようなふりをした

わたしに、いい加減に気が付けよと

言わんばかりに

わたしと付き合ったときから半年位ずっと苦痛だったとエラソーに言ってきた男だ。

もうわたしに気がないのに、わたしと別れる数日前に一緒に前から計画していた旅行に行った男…旅費、遊園地代、帰りに寄った居酒屋代は全部わたしが出したんだけど、悪いなあと思っているんだろうけど、なんかそのままわたしに全額出させた男。

さらに別れる前に元彼女と会っていて、手づくりのカレーを食べさせてもらったので情がうつり、嬉しかったらしく、本当は元彼女と一緒になるためにこの知らない土地に出てきたと、わたしが買ってきたビールで酔っ払って平気で言う男。

とにかく最低男。

最後に俺はあんたに優しかっただろうと言った男。

自分でそんなことを言う男。

優しくなんてなかった、優しいふりだけだった。わたしは気がついていたけど、あんまり長く付き合わないだろうから、なんとなくテキトーに流していた。

友達か何か知らないけど、ゲーセンで知り合った人と何年かぶりに会って遊んで、お金が底をついてしまったからと言って、職安からのお金が出たら返すと言ってわたしに金を借りた男。

まあ貸したわたしにも問題があるわな。

 

っていう男が、何故いまわたしに連絡をしてきたのか。まあヒマで酒でも飲んでちょっと思い出してしまっただけなんだろうけど…金が尽きたのか、またやりたいのか、、。

 

金は返さない、元彼女と会っていて、別れ際にボロクソにわたしに文句を言って、最悪な別れかたやったのに、平気で軽く元気?とラインをしてきた男。

あんだけ人を傷つけておいて、よくこんなラインを送ってこれるなあとあきれた。

 

わたしの知っている中で一番の最低男だ。

嗚呼、一瞬だけでもとろけるくらいそんな男のことを好きだった自分が情けない。

 

でもなんかここに書いたらすっきりした。

 

ちょっと忘れかけていたのに、たった一言だけどラインがきたことで気合いが入った。夏で暑くてすぐ汗だくになって、洗濯しやすい服というか、なんかテキトーな身なりだったわたし。

いやしかし、いつすれ違ってもいいようにキレイな身なりを心がけていようと心に決めたのでした。